40 暗夜の心中立て/石川さゆり
「石川さゆり=天城越え」があまりに印象が強すぎた昨今。
ようやく「天城越え」に引けを取らない強烈な1曲が誕生した2014年。
大御所歌手が演歌×J-POPのコラボによって過去にも数々の名曲が誕生しているが、石川さゆりさんの場合はジャンル問わず「シンガー石川さゆり」として確立しきっているころがスゴい。
今回も異色、椎名林檎さんを起用し「イカニモ」らしい匂い漂う。
NHKのSONGSで披露されたこの映像。
かなりボリューミィなヘアスタイルに肩出しセクシードレス。
半開きな目で歌うさゆりさんはエロス全開。
着物姿で歌う「暗夜の心中立て」よりもこちらの方がイイ、何度も見入ってしまう…
39 Gone/AHKY
2002年~2008年のあの6年間、まさか無かったことにしようだなんて(T_T)
そんなことがあるわけない…。
そう、「aki」こと前田亜紀さん。
元MAXのakiさん!
MAXとして6枚のシングルとアルバム1枚、ちゃんと軌跡を残しているのだ。
大ヒットとはならずともこの間のMAXの曲もなかなかの佳曲揃い。
2008年脱退から6年後、2014年、ソロ「AHKY」としてオリジナル曲を世に送り出している。
YoutubeにPVのみアップであるが、この再会は嬉しかった。
アコースティックギター1本のシンプルなバラード、ハスキーなしっかりとした声。
ありきたりなテーマだが…恋とは難しいものなのだろうか…と。
また、表舞台で大活躍して欲しい。
38 蜃気楼/レベッカ
80年代を代表するバンドのひとつ。
1984年デビュー当初はロック色前面だったが、翌年あたりからポップなメロディーに移行しNOKKOさんのコケティッシュなヴォーカルが活かされるようになる。
徐々に知名度も上がり1985年の4thシングル「フレンズ」で一気にブレイク。
以降のヒット曲は数知れず。
この「蜃気楼」は1985年リリースの3rdアルバム「WILD & HONEY」収録曲で隠れた名曲として知られる。
「フレンズ」でのブレイク前にリリースされたアルバム、後付けな感想だが人気が出るバンドになるだろう予感がする佳曲揃いな1枚。
「蜃気楼」は哀愁メロディーに熱い恋を歌いあげている。
37 Revive/元気ロケッツ
映像と音楽の融合を実現させたハイブリットプロジェクト。ヴォーカル「Lumi」は人類史上初の宇宙生まれ、「30年後の17才」という設定だそうな。
2007年に彗星のごとくデビューし、1stシングル「Heavenly Star」がスマッシュヒットしたのは記憶に新しい。
どの曲のキャッチーで3D的なサウンドが心地いい。
2011年の2ndアルバムをリパッケージしたした3枚目のアルバム「GENKI ROCKETS Ⅱ-No boeder between us-Repackage」(2012年)に唯一収録された新曲「Revive」。
アップテンポで気分をアゲてくれるキラキラした明るい1曲。
36 眠れる森/神田沙也加
2002年「SAYAKA」名義で歌手デビュー。
12年後の2014年、ようやくである。
「アナと雪の女王」のアナ役を好演、演者として評価を得ることとなる。
アナ雪も良かったが、シンガー「神田沙也加」も実はとてもいいのである。
現在までにソロ名義や「TRUSTRICK」名義など含め、シングル8枚、アルバム4枚をリリースしている。
2011年リリースの2ndアルバム「LIBERTY」よりこの「眠れる森」。
幻想的なミディアムテンポなメロディーに、沙也加さん本人による歌詞、不確かな恋を歌う。
キュートな歌声に引き込まれます。
35 ボサノバ/研ナオコ
「大都会のやさぐれ女」で1971年歌手デビュー。
歌というドラマを5分で演じるシンガー。
この存在感と名曲揃いは唯一無二、とは過言であろうか。
特に際立ったのは「中島みゆき×研ナオコ」によるドラマだったに違いない。
世に出た作品は錚々たるメンバーによるものがズラリと並ぶ。
中島みゆきさん、松任谷由実さん、谷山浩子さん、桑田圭祐さん、谷村新司さん、宇崎竜堂さん・・・まだまだ・・・。
この「ボサノバ」は1981年リリースの28thシングル。ポプコン出身の福島邦子さんのカバーである。
曲調は全くボサノバ感なくロック調に、メロディー、アレンジがカッコイイ!
大人の恋、別れをサラリとクールに歌います♪
34 Synchronised Love/ジョー・リノイエ
1991年から深夜のCMでこれでもかと流れ続けた曲。
レオタード姿の女性陣による華麗なダンス、男性ヴォーカルのダンサブルな曲、と言えば・・・。
そう、某金融会社のCMソング。
深夜にガンガン流れてようやく1995年限定リリース、歌うはジョー・リノイエさん。どちらかというと作詞作曲、プロデューサーの域の方なのかなと。
わかりやすいところだと近藤真彦さんの「ミッドナイト・シャッフル」。
ほかには、女性ヴォーカル朝倉晶さんを従え「ROMANTIC MODE」というグループで活動、知ってる方には懐かしいはず。
これぞ名曲!
33 David/矢野顕子
矢野顕子さん、日本を代表するシンガーソングライターの一人。
シングルでヒット曲がどうのこうの、というレベルの方ではない。
あえて言うなら1981年、カネボウ化粧品春のキャンペーンソング「春咲小紅」がヒット、チャート5位を記録。
さて、「David」?曲名を言われてもピンとこない!?
いやいや、でも知ってるはず。
イントロを聴けば絶対わかるこの曲。
1988年から3年に渡り放映されたコメディドラマ「やっぱり猫が好き」のオープニング、恩田3姉妹を迎えるアノ曲である。
1990年リリースのシングル。
イントロからワンフレーズあたりまでは聴いたことがあるけど…なんていう方、結構いそうな。
ほんわかした気分になる素敵なメロディー、素敵な歌声をどうぞ。
32 ちょっと春風/沢田富美子
80年代アイドル大量生産も、アタリ年とそうでない年がある。
1980年は松田聖子さん、河合奈保子さん、柏原芳恵さんほか多数のアイドルが世に出た豊作年。
そのあおりかどうかはわからないが1981年は受難の年。
中でも沢田富美子さん、可愛らしい笑顔、伸びやかな透明感のある声で歌唱力もあるにもかかわらず、ビッグヒットに恵まれなかった一人。
声優など経て、1981年に「ちょっと春風」でアイドルデビュー。4月、春にふさわしい爽やかなポップな曲で、サビでは一気にファルセットへ持ってく歌いっぷりはゾクゾクする。
2011年音楽番組で久々に披露。少しハスキーな声ではあるがあのファルセットは健在。
31 夢の人(I've Just Seen a Face)/原田知世
時をかけた少女も47才。
1983年、映画「時をかける少女」でスクリーンデビュー。角川三人娘の一人として数々の角川映画に主演、そして多くの主題歌もヒットさせた。
女優としての活躍はもちろんだが、実は現在までコンスタントにアルバムもリリースし、歌手としての活動も充実している。
「時をかける~」当時は不安定な歌唱のイメージであろう。
ところが今や、透明感のあるナチュラルなポップスシンガーへと変貌をとげている。
2015年3月、22thアルバム「恋愛小説」リリース。洋楽のラブ・ソングカバー集。
アルバムのリード曲、これはビートルズのカバー。
じんわりくるこの感じ、イイです。